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【ダブルチェック】看護に取り入れる方法と6つ原則の解説

  • 2020年5月2日
  • 看護
  • 6回
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【ダブルチェック】看護に取り入れる方法と6つ原則の解説

こう
看護師のこうです
リスクマネージャーを
しています
うっかりものでもあります

うっかり者の自分ですが

ある程度の評価をいただき

リスクマネージャーをさせてもらっています

 

ミスを減らす方法を勉強し

効果を得てきた方法論です

組織に取り入れるとしても

「個人」レベルでできる解説をしていきます

 

医療でなぜ確認が大切な理由は言わずもがなでしょう

しかし、実際にミスやエラーは起きます

大きな事故でなかったとしても

ヒヤリとした経験がある方も多いでしょう

 

この記事は読みやすく行動に移しやすいよう

シンプルにしてあり

数分で読めます

 

実践方法を知ったら

行動していき

安心して看護が提供できるようになっていってください

繰り返し行動する事で精度は上がっていきます

 

ダブルチェックを経て確実に提供される医療や

自分自身の安心と自信は

患者さんの看護へ直結します

 

是非最後までお付き合いください

確認能力を上げるダブルチェックの方法と原則

行動がしみこむまで繰り返し見てもらうべき
6つの原則と行動方法を最初に置いておきます

□ダブルチェックするべき内容を把握しておく

ダブルチェックをする個人に必要な能力
事前に確認できる場合は把握しておく
その場で確認しなければならない場合
把握してからチェック作業に入る

権威勾配の有無を意識する

権威勾配がその場に有るか無いかを意識することで精度をあげる

社会的手抜きを意識する

複数人で行うこと自体で仕事量がそもそも下がってしまう
社会程手抜きを意識することで作業量の低下を防ぐ

□ダブルチェックの方法を選ぶ(決められている場合は従う)

シングルチェックを二回行う(ひとり時間さチェック)
二人で行う時間差ダブルチェック
二人で行う同時ダブルチェック

指さし呼称をダブルチェックに取り入れる

指をさし声を出す事で意識のレベルを引き上げることができる

□可能であれば患者さんにも協力してもらう

責任を負わせるものではありませんが患者さんにも協力してもらいましょう

 

知らない言葉や根拠は後述してあります

看護でのミスを減らす確認能力を上げる手段ダブルチェック

ダブルチェックとは

ひとつの行為(仕事)に対して二人もしくは二度、確認してミスを減らす方法

ダブルチェックの方法

ダブルチェックの方法、やり方は数種類あります

どれが正解ではなく施設によっても取り入れている方法が違うかもしれません

同時にチェックする
二人で一つの行為(仕事)を同時にチェックする
時差式でチェックする
一つの行為(仕事)を二人で別の時間でチェックする
時差式でチェックする(一人)
一つの行為(仕事)を一人で別の時間でチェックする

患者さんにも確認してもらう
施行直前に患者さん自身にも確認してもらう
(正確にはダブルチェックには当たらないがミスを減らす効果はあり)

医療の現場ではこのパターンが多いと思います

ダブルチェックの有用性

例えば100回に一回ミスをする人が二人いたとして

ダブルチェックを行うことで計算上は

1/100 × 1/100 =1/10000

つまり一万分の一までミスを減らす事ができます

ダブルチェックの大きな落とし穴

効果的に行えば掛け算の要領でミスを減らす事ができる

メリットがあるからダブルチェックを行うわけですが

デメリットもあります

ダブルチェックは【社会的手抜き】に注意が必要

【社会的手抜き】とは共同作業を行うときに

参加人数が増えると
一人の作業の遂行量(一人の仕事量)が低下する減少の事

 

なんと人間の特性として複数で作業するとサボる人が出てきたり

そもそも人間の特性として

一人より複数人で行うと「全力」が出しにくいという特性があります

リンゲルマン効果やフリーライダー現象とも呼ばれます

こう
社会的手抜きは
ダブルチェックを行ったにもかかわらず
ミスが起こる原因になります

ダブルチェックは権威勾配に注意が必要

権威勾配とは元々

飛行機のコックピット内での

機長と副操縦士の関係を表した用語です

 

操縦士と副操縦士の関係が

機長の権威が強すぎて勾配が急すぎる
ワンマンな運営になり事故になり

機長の権威が低すぎ勾配が緩やかすぎる
意思決定が遅れて事故になる

このような考え方です

 

医療の現場では

医師→看護師といった

職種による勾配も考えられたり

先輩→後輩といった

関係の勾配も予測される

 

ダブルチェックの面でもこの勾配は意識しなければ

チェック事態に意識のあたらない忖度されたチェックになってしまえば

ダブルチェックの効果が無くなる場合もあるので注意が必要

ダブルチェック時の権威勾配の打開策として出来る事

普段から出来る事

勾配を良い角度に保つよう普段からコミュニケーションを図ること

先輩の立場であれば
場合には相手が委縮しすぎないよう
勾配を急にしすぎないように普段から
気を付ける

 

後輩の立場であれば
必要な確認が自らとれることを示すなど
実力や姿勢を評価してもらうよう努める

実力差は一瞬で埋められるものではないが
評価されると認識できるだけで緊張を和らげることはできる

 

後輩の立場でコミュニケーションが苦手であれば

ダブルチェック時は

チェックすることに主体をあてる

あくまでダブルチェックに人間関係を持ち込まないように

意識するだけでも緊張を防ぐことは出来る

ダブルチェックの意味合いを間違えなくてすむようになる

ダブルチェック時に権威勾配の改善がその場で見込めない時の対処法

権威勾配が短期的に改善出来ない場合や相手との関係に問題がる場合など

短期的に改善が見込めない場合もある

しかし、ダブルチェックは行わなければならない

こんな場合も現場では多い

 

対処法としては

ダブルチェックだけれどシングルチェックだと思うことで

緊張感を上げることで精度を高める事が出来る

こう
この方法は建設的ではないことを
認識する必要がありますが
事故やエラーを起こすより
ずっとマシです

勾配の調整は関係を正常に保ったり

自分の地位を上げる事で良い状態に近づける事もできますが

時間のかかることでもあります

短期的にその場を正確に収める事も必要です

ダブルチェックする人の能力に注意が必要

ダブルチェック時にはそもそも

確認内容をチェックする人が把握しているかが重要

 

チェックするべき内容を理解していなければ意味がないので

表層的なこと事務面の事から

深層的なこと薬がなぜ処方されているのかといった理由を含め

ゆっくりでいいがチェックするべき内容を深く知る事が大切

 

最低限の確認事項はまずはじめに

マニュアルや先輩に確認する

 

教える側であれば

理解できたかを何度かに分け確認する

ダブルチェックの落とし穴マンパワーの不足に注意が必要

ダブルチェックは広く認知されている分

対策として上がってきやすい対策

 

結果、ミスがあった事柄

すべてにおいて「ダブルチェックを行う」

といった安易な対策は

形骸化しやすいだけでなく

職場のマンパワーを非効率に消費してしまう場合もあり

 

ただでさえやることが多いのにダブルチェックをしている暇がない

ダブルチェックばかりで仕事が進んでいかない

といった現象

 

個人では決められたことをひっくり返すことは難しい

しかし、マンパワーには限度があるので

「ミスしがたい重要なこと」

優先してダブルチェックする

といった文化を築いていく必要があります

 

全てをゆっくり完璧にこなしていく事が

医療の現場の特性上難しいのも事実なので

マンパワーの割り当てをしっかり行っていく必要があります

 

カンファレンスなどで決める場合など意見を求められた場合

ダブルチェックの対象や範囲などのアイデアを

「意見」として準備しておくことも大切です

ダブルチェックの精度を高める【指さし呼称】を取り入れる


ダブルチェック時に

指さし呼称を取り入れる

□対象を指でさし
□対象を視界にいれ
□声に出すことで
□目と耳で確認する

指さし呼称を取り入れる事で

意識のレベルを引き上げ

確認の効果を上げる事ができます

 

無意識で出来るように習慣にしましょう

ミスを減らす効果としては絶大なものがあり

その為に意図的に取り組む価値のある確認方法が

指さし呼称です

まとめ

ダブルチェックは上手に使えば

ミスを減らす事のできるツールですが

使用方法を間違えれば

ダブルチェックの相手を探して彷徨うはめになり
相手の技量を心配しながらチェックしたり
相手に依存してチェックしてしまったり
取り決められた「こんなことも」ダブルチェックするの
と疲弊したり

負担が増したり、効果を得にくくなります

こう
薬と一緒です用法容量を守って
正しく使用していきましょう

組織がおかしいかなと思っても

決められたことはある程度守っていかねばなりませんが

より良い決め事もつくることが出来る場合もあります

意見を用意したり

立場を上げておき現場が運用しやすいルールを作っていきましょう

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