menu

【精神科看護師】病棟勤務のやりがいを現役看護師が解説

【精神科看護師】病棟勤務のやりがいを現役看護師が解説

こう
コメント無資格時代から数えると
精神科勤務20年になる
看護師のこうです

「仕事として精神科に興味がある」

「精神科に転職を考えている」

「精神科に就職を考えている」

「勤めてみたけど、よくわからない思っていたのと違う

「先輩も職場の悪い事しかいわない

などなど

精神科って実際どうなの
やりがいとかあるの?

そんな疑問に応えていきたいと思います

20年にわたり精神科病棟に勤務してきて

感じてきた、学んできた
やりがいを

いいところをメインに

経験談を交えてお伝えしていきたいと思います

「退院していく姿はやはり嬉しい」やりがいを感じる

退院していく姿は精神科だけでなくどの科でも嬉しいものです

入院してきたとき

暴れていた
まったく寝なかった
なにも出来ないほど落ち込んでいた
治療への不信感が強かった

などなど

あんなに不調だった患者さんが

まるで何事もなかったかのように

もしくは

なんとか退院までたどり着けたときは

 

こう

急性期、慢性期問わず嬉しいものです

そのお手伝いを出来たことにやりがいを感じます

本当に上手に退院出来たときはさらにやりがいを感じる

良くなる姿、退院が嬉しいのはよく聞く話ですが

一歩踏み込んで解説すると

より良い退院」があると思います

どういいうことかと説明すると

治療を受けて

症状が治まったというだけでなく

 

患者さんが問題解決できた場合の退院ということです

例えをだすなら

薬の必要性が理解できて積極的に治療に参加できるようになった
ストレスを与える家族関係が見直せた、改善できた

などでしょうか

 

怠薬や症状の悪化で

再入院でがっかりするなどよく聞く話ですが

本当に上手に退院できると

再入院ということにもそうそうなりません

 

後述していくやりがいを感じる場面のような支援が出来ていると

再入院になりにくいように感じます

いい看護が提供できている自信も含めて

今回の退院は手ごたえあるなと感じた時に

患者さんの「退院」していく姿にやりがいを感じます

患者さんの価値観が変化する場に立ち会えるのはやりがいを感じる

急性期の場合に多い話です

 

患者さんは病気を含めて様々な葛藤にみまわれています

病気であることを受け入れられない、症状から判断できない

「受け入れられない」「病識がない」ことが

病状の改善や治療への不参加を助長して闘病生活への不具合を生じさせます

 

その価値観が変わり治療へ参加

してくれるようになるなど

行動の変化に立ち会える時

やりがいを感じます

精神科特有の治療に参加できない患者さん

患者さんが

「薬、飲まないといけないんでしょ」「病気だとは思わない」

といったところから

 

話を聴く
病状や状況を伝える

適切な看護を繰り返していく事で

だんだんと「薬飲まないといけないんだよね」「これが私の症状なんだね」

 

などなど、価値観が変わっていく姿は

病気である事を受け入れていくという

なんとも云えない辛さがある一方で

 

必要で前向きな一歩を踏み出してもらえる瞬間

立ち会えること

やりがいを感じる時でもあります

患者さんの希望と社会を繋げられた時にやりがいを感じる

多くの患者さんは退院したいと願っています

詳しく述べるときりがないのですが

患者さん自身の問題
社会との繋がりがない
家族との問題

様々な理由で退院が困難である場合があります

 

その困難を乗り越えて

患者さんの治療への行動が変わった
本当の意味で問題なく患者さんと家族を繋ぎなおすことができた
患者さんと退院に繋がる社会資源と繋げる事ができた

そういった「結果に繋げる事」が

できたときはやりがいを感じます

患者さんとの人間関係を良好に保てた時にやりがいを感じる


まるで漫画の演出のように

患者さんとの出会いは最悪な場合も多いです

当初は医療者への不信感から暴言ばかりの人
ろくに会話をしてくれないような人
興奮状態で会話が成立しない
一方的に要求ばかりで話がすすまない
などなど初対面で普通はこんなことないよね
という状態の場合も多々あります
印象がお互いにマイナススタート

人間関係を構築していき信頼関係を築いていく過程

精神科独特の事なのではないかなと思います

 

「信頼関係を築くことが出来た」と確信できたときは

やりがいを感じる時でもあります

患者さんの精神科医療者への不信感

患者さんは医療者へ不信感をもちやすい背景がります

病識がないといった病気の特性
無理やり連れてこられた
精神科への偏見

仕方のない部分でもあります

そもそも病院受診に至る経緯が違う

一般に病院に来るときは

どういう時でしょうか

体調が悪いから自分の意志で行く場合がほとんどだと思います

心療内科も自分で向かうものでしょう

 

しかし

精神科の入院病棟にくるような場合

自分の意志以外で受診するケースも多いです

それが

「本人は困っていないが周囲が困っているケースです」

具体的に補足すると

「本人は病気の症状で本当は苦痛を感じているが、病気の認識がもてず
その苦しさから周囲、家族や社会へ、迷惑となるような行動に移してしまい
家族や社会からの依頼で受診に至る

わりと多い受診になるパターンです

 

そういった患者さんは

興奮していて暴言を吐かれる
入院したくないので暴れる
治療に理解を示してくれず時間がやたらとかかる
不信感が強くて話を聞いてくれない

このような状態になりがちです

 

そんな状態は大変であり

看護師への負担も大きく

認識を間違えてしまえばただのデメリットでしかありません

しかし

 

こう

患者さんの立場を理解

適切な援助をしていくことで得ることの出来る

信頼関係はなんとも言い難い

精神科病棟独特の成果だと思います

 

そういった信頼関係を感じる時

やりがいも感じる事が出来ます

信頼関係と間違えやすい陥りやすいこととして注意したいこと

支配的な関係にならないように気を付ける
精神科看護師は管理する側として強い立場になることがあります
慢性病棟で多い傾向にあると思いますが
支配的な関係にならないよう注意が必要です

 

わたしの判断基準ですが

退院したあと、病棟という管理を離れた時に

外来なので患者さんから声をかけて下さったときに

「あー、よかったのかもしれない」と感じることが出来たりします

(依存心が強い患者さんは除きます)

患者さんの良くなるきっかけを作れた時はやりがいを感じる

精神科の治療の主役はやはり医師ですし薬物治療がメインです

しかし、精神科の入院病棟で患者さんに対して

適切な処置を適切なタイミングで行えた
適切な約束を患者さんと結べた
患者さん応じた声掛けを職員間で共有できた
知識と患者さんを結びつけられ患者さんが行動に移してくれた
患者さんの真のニーズを満たせた

などなど

あとから思い返してみると

あの時のあの事がきっかけになった

そう思えるときは密かに

やりがいを感じたりできます

 

誰かにそんなことを評価されたら

テンション爆上がりです

もし上司に当たる方がみていたら

部下の褒めポイントとして覚えておいてください

といいたいくらい

評価されにくいけど

評価されると嬉しい部分です

こう

でも気づいてもらえないことも多いので

わたしは自分で自分を褒めています

精神的不調と身体的不調を見分けられた時はやりがいを感じる

認知症の老年期の患者さんは別として

身体的には問題がない人も多いです

そんな中

精神症状なのか身体症状なのか分かりにくい症状が出た場合

見極めが重要になってきます

 

身体疾患を否定してから精神症状を疑う

という原則がありますが

 

普段から身体症状を訴えてきやすい人がいたり

症状を上手く伝えられない人

バイタルサインに変化が出にくい場合

など

鑑別しにくい状況も存在します

 

そんな中

身体的な症状を発見し

ドクターの診察や検査に繋げて

診断の役にたち早期発見できたときなんかは

 

よくやった

と自分を褒めたくなりますし

 

身体症状と鑑別して

精神的な援助をおこなえた時も

よくやった

と自分を褒めたくなります

やりがいを感じる瞬間でもあります

看護計画をチームに提案し結果が出た時にもやりがいを感じる

医療はチームプレイですチームで結果を出せた時も

やりがいを感じます

 

患者さんは医師やコメディカルスタッフ、複数の看護師などなど

チームで治療、看護にあたっていきます

 

協力して患者さんを見ていくわけですが

提案とか計画を提示することは

緊張したり責任を感じることでもあります

 

計画は他者を動かす、動いてもらうということです

計画の承認「これでいこう」という判断は

チームですることですが

提案するということは責任を重く感じてしまいがちです

 

こう

緊張と責任を乗り越え

提案し、かつ結果が出た場合

「やった
やってやった」

という気持ちになってもいいと思います

 

会議で決めたチームカンファレンスで決めたとか

形式ばっていない場合でも

ふとした話し合いで方向を打ち出す事ができ

結果につながることが出来れば

それはやりがいを感じる瞬間です

【精神科看護師】病棟勤務で7個のやりがいを現役看護師が解説まとめ

精神科の治療や看護は未だ

画一的な答えがないものも多いです

同じ病名でも

患者さんごとに話を聞き

頭をつかい

患者さんの問題にフォーカスし解決していくこと

その手伝いをおこなっていくことが

やりがいそのものではないかなと思います

 

そこまで考えなくても答えがないので

業務をこなしていくだけでも評価される場合もありますし

(ちゃぶ台返し)

 

看護学生時代に

「精神科絶対無理無理」と思わなければ

精神科の病棟勤務の

資質は十分にあると思います

 

興味のあるかたは是非精神科への門戸を開いてみてください

お待ちしております

関連記事

【現役精神科看護師】が解説する入院病棟で求められるスキル(技術) こう 無資格時代から数えると 精神科勤務20年になる 看護師のこうです今回は 精神科看護のスキルについて 解説していきます 精神科の看護師はつか[…]

関連記事

【看護師転職】転職エージェントおすすめサービス5選+1 こう 元ひきこもりで 転職経験あり 看護師のこうです 転職して8年目を超えました 転職を成功させた自分の おすすめの転職方法をお伝えしていきます 退職の[…]

 

↓ぽちりと応援していただけるとわたし喜びます

ブログランキング・にほんブログ村へ